小学生の頃にもあらわれる?ADHDの特徴とは?

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子どもの頃から「変わってるね」と言われてきた。

そわそわしてしまい、落ち着きがない。

気が散りやすくて一つのことに集中が難しい。

片付けが大の苦手・・・。

これらの項目に一つでも当てはまる場合、小学生でもADHDの傾向があるかもしれません。

しかし、そもそもADHDとは何なのでしょうか。その症状や対処方法とは?

一緒に確認してみましょう。 

ADHDって何?

ADHD(注意欠如・多動症)とは、Attention Deficit Hyperactivity Disorderの略で発達障害の一種です。

ADHDの基本症状は3つあります。

一つは、多動性(動き回ってしまう。落ち着かない)

二つ目は、衝動性(パッと手が出てしまう。口走ってしまう。)

三つ目は、不注意(ぼーっとしてしまう。集中が難しい。)です。

これら3つはADHDの診断基準となっています。

ADHDの症状のうち、多動性は、小学校高学年頃になると多くは改善されていきます。しかし、不注意と衝動性は、思春期、青年期以降、大人になっても残る方も多くいます。

 

ADHDとは?「多動性」「衝動性」「不注意」それぞれの特徴を確認

それでは、それぞれの症状について見ていきましょう。

 

 小学生のADHD 特徴1「多動性」

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ADHDの症状のうち、多動性、そして衝動性が強い人は「ジャイアン型」と呼ばれることがあります。

皆さんもよくご存知ののび太の友達「ジャイアン」ですね。

多動性の傾向がある人は、よく動きます。座っていてもソワソワしたり、もじもじしたり、貧乏ゆすりが止まらなかったりします。

ゆったりとくつろぐことが難しく、せっかちな様子がいつも見られます。

ちょっとの時間が待てずにイライラし、不快な思いをすることもあるようです。

このような症状は、小さい子供の頃から見られます。

基本的に子供は「多動」で「衝動的」ですが、ADHDを持つ人はそれが顕著に現れます。

しかし、学童期後半から、思春期になると、この多動傾向は徐々になくなっていき改善されていきます。

大人になると、全身で動き回るなどの行動は目立たなくなり、ソワソワ、もじもじするなどの形で現れることが多いです。

多動傾向が強い人は、新しい刺激を求めて次々と興味の対象が変わり、多くのチャレンジをする傾向にあります。

見方によっては飽きっぽかったり、諦めが早く見えたりしますが、ポジティブに考えれば、チャレンジャーであり、開拓者です。

 

小学生のADHD 特徴2「衝動性」

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衝動傾向にある子どもは、物事の善悪や後先のことなどを全く考えずに、思いついたらパッと行動したり、口に出したりしてしまいます。

子どもの例で説明します。

小学校3年生のAくんは、スーパーに買い物に行きました。

すると、焼きたてのパンが美味しそうに並んでいました。

衝動性の強いAくんは、

「美味しそう!」

と言ってパンを掴んでしまいました。

お分かりになりましたか?

もちろん、Aくんは、

「手でパンを取ってしまっては売り物にならなくなる。」

「買わなければいけなくなる」

ということを知識として持っています。

それを知っていても、手が出て、触ってしまうのです。

これが衝動性です。

この衝動性の症状が改善されず、大人になっても続くと、

相手を傷つける発言をパッとしてしまったり、

衝動買いを多くしてしまったり、

ギャンブルで大損してしまったりするなど、多くの問題となる行動につながっていきます。

このような行動を自分の性格のせいだと考えてしまったり、努力不足と考えてしまったりすることで、多くの大人の自己肯定感や自己評価が下がっています。

一般的に、ADHDの衝動性は、脳内で分泌されるドーパミン、セロトニン、などの神経伝達物質のうち、特にセロトニンが不足していることが原因とされています。

セロトニン不足のため、衝動や欲望のコントロールが難しいためです。

 

小学生のADHD 特徴3「不注意」

不注意の主な症状は、

「気が散りやすい。」

「物事への集中が困難である。」

というところです。

不注意は、ADHD以外の発達障害にも併発して見られることがあり、成人になっても多くの人に見られる症状でもあります。

脳の一部の機能障害のため、自分の興味や関心のないことには注意が散漫になってしまい、気が散りやすくなってしまいます。

その結果、仕事、家事、学習、試験などの最中に集中力が切れてしまい、意識が飛んでしまうことがあります。

よくファンタジーの中に飛んでいくという表現がありますが、そのように、現実世界から離れていってしまうこともあります。

しかし、本人はそのことは自覚しておらず、周りから言われて気がつきます。

次のような生活の困難さが現れます。

不注意のため、やろうとしていた仕事を忘れ、別な活動をしてしまう。

約束していた時間に間に合わせようとするが、結局いつも遅れてしまう。

物事がやりっぱなしになってしまう。

片付けがいつも途中半端で、部屋がなかなか片付かない。

置いたものをすぐに忘れてしまう・・・・などなど

このような行動を意図せず、何度も繰り返してしまうため、不注意傾向を持つ人の自己肯定感や自尊感情は大きく傷ついていることがほとんどです。

本人が努力をしていても周りからは

「だらしがない。」

「努力不足だ。」

「何とかしてよ。」

と言われてしまいます。

不注意の症状が出てしまうのは、脳の「フィルター機能」の低下が原因だとされています。

人の脳は、大量の情報の中から、必要なものだけを取り出せるように、「フィルター(注意選択)機能」が備わっています。

正常に機能していれば、必要な声、目からの情報などだけを取り出すことができます。

私たちが雑多な人混みの中にいてもパートナーの声が聞こえるのはこのフィルターが機能しているからです。

しかし、ADHDの人はこのフィルター機能が未熟なため、周りの騒音、雑音を取り込んでしまいます。

そのため、注意が散漫になってしまうのです。

 

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